最近よく耳にする「アトピー」。
その語源はギリシャ語で、「場所がわからないもの」。
医学的には、アレルギーなどを起こしやすい体質を「アトピー」と呼んでいます。
代表的なのものはアトピー性皮膚炎。
他に、気管支喘息、鼻炎などもアトピーに由来するものがあります。
気管支喘息は、「アトピー型」と、「非アトピー型」に分類できます。
乳幼児の場合、先天的に過敏症を起こしているので、ほとんどがアトピー型。
成人になると、喘息発作を起こす原因も複雑になってくるので、非アトピー型が多くなります。
「アトピー性皮膚炎の子供は、喘息にもなりやすい。」
よく聞く言葉ですが、本当でしょうか?
統計上では、アトピー性皮膚炎で、気管支喘息の人は、アトピーのない喘息の人の約2倍。
確かに多いかもしれません。
これはアレルギーによる、体の反応の違いからで、成長とともに、アレルギー症状が変化するからです。
乳幼児期・・・卵や牛乳など、食品のアレルギーが多く、アトピー性皮膚炎。
学童期・・・ダニやハウスダストアレルギーが増え、気管支喘息。
成人期・・・花粉による花粉症や鼻炎。
でも、アレルギー体質の人すべてが、アトピー性皮膚炎や喘息、花粉症になるわけではありません。
「やっと皮膚の状態が良くなったと思ったら、喘息が始まる。」
「喘息が良くなったら、今度が花粉症になった。」
このようにアレルギーの症状が次々変わることもよくあります。
これは実際、よくある現象で、「アレルギーマーチ」と呼ばれています。
「コップの中に水がたまっていくように、アレルギー物質が体にたまる。」
「そして、そのコップがいっぱいになって、こぼれ始める。」
アレルギーは自分の体の許容範囲を超えたとき、発症します。
アトピー型の喘息の場合、アレルギー発作で呼吸困難になり、最悪死に至ることも。
できるだけ身の回りから、アレルギーの原因物質を取り除くことが、とても重要です。