風邪をひいたり、喘息になると、咳とともに痰が出ます。
痰は、気管の粘膜が刺激されることで出る分泌物で、呼吸の妨げになります。
咳はそれを取り除こうとする、体の防衛反応です。
痰は気管の炎症の状態により、色や形を変化させていきます。
軽く咳払いしたり、お茶を飲んだら、おさまる程度なら、問題はありません。
また、一度咳をするだけで痰が切れれば、呼吸はそう苦しくは感じずに済みます。
ただ喘息の場合、この痰がとても粘るので、なかなか切れないのが特徴。
何度咳をしても、絡みつく感じが取れず、呼吸が苦しくなります。
喘息の「ゼロゼロ」と聞こえるぜん鳴は、気管に痰が絡むことでおきます。
また、次々痰が出てくるので、常に咳をすることになります。
痰は乾燥していると硬くなり、余計に出しにくくなります。
喘息で、痰が絡むときは、こまめに水分を取ると、少し良くなります。
また寝ているより、座った姿勢のほうが、呼吸がしやすくなります。
喘息の場合、夜間から朝方に、咳が出やすいので、注意が必要。
寝ている間に、空気が乾燥しないように気をつけましょう。
特に冬は、風邪の予防もかねて、加湿器などを使うのも効果的です。
喘息以外の、呼吸器系の病気でも、咳や痰の症状はよくあります。
それだけで、喘息かどうかを見分けるのは、なかなか難しいのですが、病気により、いくつか特徴があります。
・乾いた咳や、水っぽく、粘りのない痰・・・風邪や気管支炎に多い。
・黄色や緑など、痰に色がつく・・・慢性気管支炎や気管支拡張症など。
・血が混じった痰・・・肺結核、肺炎、肺がんなどのことがある。
また、乾いた咳でも、喘息のことがあります。
喘息に気管支炎など、2次感染を起こせば、痰に色がつくこともあります。