喘息はたとえ発作が起きても、うまくおさまれば、入院する必要はありません。
手元に気管支拡張剤の吸入薬があると、とても心強いものです。
ただし、手元の薬ではなかなかおさまらない、大きな喘息発作もありえます。
そんな時は、更に強い薬が必要。
病院へ行き、直ちに、点滴や注射で投薬してもらいます。
これで喘息の症状が治まれば、入院せずに、帰宅も可能。
しばらくは家で安静にして、様子を見ます。
ただし、重篤な発作の場合や、いくつかの事情があれば、入院することもあります。
・呼吸困難など、喘息の発作が重篤だった場合。
・病院で投薬後1時間しても、症状が改善しない場合。
・以前にも、大きな喘息発作を起こしたことがある場合。
・交通の事情から、定期的な通院治療が困難な場合。
・他の病気を合併している場合。
いずれにしても、医師の指示に従い、適切な治療を受けることが大切です。
「喘息の発作で病院に行ったのに症状があまり改善しなかった。」
「繰り返し発作が起きる。」
このような場合、気管の炎症が激しく、治療に時間がかかります。
入院して集中的に投薬し、徹底的に治す必要があります。
入院中の喘息治療の主な目的は、投薬と水分補給。
気管支拡張剤や、ステロイド薬を点滴します。
もちろん、入院中は安静にすごし、万が一発作が起きても、すぐに対応できるようにしておきます。
また、呼吸の状態が悪い場合、酸素の吸入も行います。
最悪、自分で呼吸ができない場合は、ICU(集中治療室)での治療も行います。
人工呼吸器を取り付け、24時間呼吸の状態を監視します。
喘息の症状が落ち着き、発作が起きなくなったら退院ももうすぐ。
少しずつ、普段の生活に近づけていきます。
夜間に起きなくなり、家庭で使える喘息の薬の効果が確認できれば、退院です。
退院後の治療方法を計画し、通院の治療へシフトしていきます。