喘息の主な症状は、咳、痰、ぜん鳴。
でも、似たような症状の病気も多い為、その診断がとても難しい病気です。
喘息の専門医ですら、意見がわかれることもしばしばあります。
喘息のガイドラインでは、診断の目安として、いくつかの事項を定めています。
おおまかに、以下のことが認められた場合、喘息と診断される可能性が高くなります。
・発作的な呼吸困難、ぜん鳴、咳が繰り返し起こる。
早朝や夜間はとくにおこり易いのも特徴です。
・可逆性気道収縮が、治療または自然に寛解する。
気道が収縮し、空気の流れが悪くなりますが、いったんおさまります。
・気道の過敏性が高まっている。
少しの刺激でも気道が反応してしまいます。
・アトピー的要素がある。
喘息はアレルギーからおこることが多いです。
・他の病気の除外。
症状が類似する、他の病気の可能性を排除していきます。
・気道に炎症がある。
痰の検査で確認することもあります。
的確な診断をつけるには、いくつかの検査も必要。
問診、診察とあわせて、総合的に判断することが大切です。
喘息と診断されると、治らないのかと、ショックを受ける人が多いもの現実。
特に、小児喘息の場合、お母さんは、これからの対応の難しさに悩むケースもあります。
たしかに、喘息は、いつ発作がおこるかわからない不安や、日々の体調管理など、気を使うことの多い病気。
でも、最近では薬もかなり進化し、昔とくらべて、副作用も少なく、効きもよくなっています。
発作をうまくコントロールして、普通の人と変わらず暮らしている人もたくさんいます。
また小児喘息は、その70%が成人までに治るともいわれています。
ただし、これも、積極的に治療を進めることが前提です。
喘息と診断されたからといって、落胆する必要はまったくありません。
前向きに治療に取り組めば、克服できない病気ではないのです。