鼻や口から吸い込んだ空気を、肺に送る途中にあるのが気管支。
酸素を運ぶその役割は、とても重要です。
この気管支に炎症がおきると、咳や痰が出て、気管支炎や喘息になります。
喘息の場合、さまざまな理由で、気管支の炎症がおきやすいのが特徴。
炎症で気管支は細くなってしまいます。
体は酸素を体内に送り込もうとするので、次々息をするようになります。
喘息になると、呼吸が苦しくなるのはそのためです。
また、喘息は、慢性的に気管支に炎症を起こしていることもよくあります。
慢性化すると、気管支が肥厚し、なかなか元の状態に戻りにくくなり、やっかいです。
喘息の発作は、呼吸困難を引き起こす危険もあるので、気管支の状態はとても重要。
早め早めの治療が、とても大切です。
突然激しい喘息の発作がおきたとき、その気管支はとても狭まっています。
酸素を体内に送り込めなくなるので、まさに危険な状態。
そんなときに気管支拡張剤は、気管支を広げる効果があります。
また、吸入タイプのものは、直接気管支に作用するので、即効性もあり、かなり効果的。
持ち運びもできるので、お守り代わりにいつも持ち歩いている人もいます。
他にも長時間効果のある、経口タイプや、シールのように貼るタイプもあります。
用途に応じて、上手に利用していくことで、喘息をコントロールできるようになります。
喘息と気管支炎は、とても症状が似ています。
咳や痰、ぜん鳴。
医師でも、なかなか診断が難しいのですが、いくつか特徴があります。
気管支炎は、風邪をひいた後におき、鼻水など他の症状があることが多い。
喘息は、咳込みなどがいったんおさまっても、またぶり返すことが多い。
アレルギー体質の場合、喘息の場合が多い。
夜間や明け方の咳込みは、喘息のことが多い。
あらゆる角度からみて、的確な診断を下すことが、有効な治療への足がかりになります。