喘息を診断するに当たり、呼吸はそれを判断する上で、とても重要なポイント。
喘息の人の呼吸は健康な人と、大きく違っています。
「ヒューヒュー」
「ゼイゼイ」
「ゼロゼロ」
呼吸に合わせて胸から聞こえてくる音。
これは「ぜん鳴」と呼ばれるもので、喘息の特徴の一つです。
喘息の人の気管は炎症を起こし、狭くなっています。
また、痰も絡みつき、息をするたびに、音を出すのです。
息苦しさも喘息のつらい症状です。
狭い気管で、さかんに酸素を補給しようとするので、息遣いが激しくなります。
また、あまりに気道が狭くなると、息ができなくなり、呼吸困難を起こします。
喘息で亡くなる人のほとんどは、発作による、この呼吸困難が原因です。
気管に炎症を起こしていると、呼吸がしづらくなります。
喘息などで、炎症がおこっといるとき、健康な時と比べ、息を吐き出す力が弱くなります。
ピークフローとは、強く息を吐いたときの強さのこと。
ピークフローメーターは、それを測定する機器です。
日々、吐き出す息の強さをチェックすれば、気管の状態が確認できてとても便利。
喘息の人は、定期的にピークフローを測定し、呼吸の管理に利用しています。
喘息の場合、ぜん鳴などの、わかりやすい症状がなくとも、気管に炎症がはじまっていることもあります。
ピークフローで見ても、それがあらわれてきます。
いつもと比べて、数値が下がっているとき、それは気道の狭窄、喘息発作の兆候なのです。
ピークフローは、毎日決まった時間に測定するほうが、より正確な比較が出ます。
朝よりも昼のほうが数値が高いことが多く、朝晩の1日2回が基本。
数値が安定しないときは、こまめに測定し、呼吸の状態をチェックします。
喘息は大きな発作になる前に、早めに対処することが、とても大切です。
ピークフローは、その手ががりを与えてくれます。