忘年会や新年会シーズン、喘息の発作を抱える人は特に気を使います。
タバコの煙、飲酒、カラオケの歌いすぎ、寝不足・・・。
どれも喘息発作を起こす原因です。
なぜお酒は、気管支喘息によくないのでしょうか。
実際、アルコールによる喘息の発作は、風邪からくる発作の次に多いとか。
大人の喘息患者の2/3が、お酒で喘息症状が悪化したというデータもあります。
アルコールには、アセトアルデヒドという物質が入っています。
お酒を飲んで、しばらくすると、アセトアルデヒドは体内で分解され、体の外に排出されます。
そのとき、アセトアルデヒドはヒスタミンを出し、気管支を刺激します。
それにより、気道が狭くなり、喘息発作を引き起こすのです。
血行が良くなることで、気管支の炎症を悪化させる要素もあります。
また、お酒を飲むと、のどが渇くことが多いもの。
これはアルコールの分解に、体内の水分を大量に使うからで、痰が硬くなる一因になります。
他にも、アルコールではなく、お酒に含まれている添加物が原因のことも。
この場合、ビールやワインは注意が必要です。
喘息はその原因や、症状から、いくつかに分類できます。
そのうち、アルコールで発作が起こるものは「アルコール誘発性喘息」。
日本人は、外国人に比べて、このアルコール誘発性喘息が多いのも特徴です。
遺伝的に見ると、日本人など、東洋人はアルコールを分解する酵素(ALDH)の働きが低いようです。
白人や黒人のアルコール誘発性喘息は、あまり見かけません。
アルコール誘発性喘息の場合、飲酒だけ気をつけていれば、発作が防げるわけではありません。
時には、意外なもので、発作起こります。
香水、アルコールを含む食品、チョコレート、みりん・・・。
お酒のにおいだけで誘発される人もいます。