女性にとって、妊娠、出産は、体に大変な負担をかけます。
重い病気をわずらっている場合、生死にかかわることもあり、妊娠をあきらめる女性もいます。
では、喘息の女性は、妊娠や出産しても大丈夫なのでしょうか。
もちろん喘息の状態にもよりますが、基本的には、問題ないことのほうが多いようです。
ただし、妊娠中は、かかりつけの医師とよく相談すること大切です。
妊娠中は女性ホルモンのバランスが大きく変わります。
・エストロゲンが増える・・・気道を収縮させるので、喘息を悪化させます。
・プロゲステロンが増える・・・気道を拡張するので、呼吸をしやすくします。
また妊娠中はステロイドホルモンが作られます。
これは喘息をおさえ込む効果があるので、喘息が良くなることもあります。
このように、ホルモンのバランス次第で、良くも悪くもなるので、妊娠中は特に注意が必要です。
妊娠中は月数が進むにつれ、おなかもどんどん大きくなります。
胸を圧迫するので、呼吸がしにくくなることもあります。
ただ、妊娠後期になると、喘息はできくく、安定してくることのほうが多くなります。
出産中は、喘息の発作はほとんど出ない、といわれています。
出産後は、一ヶ月くらいでホルモンが元の状態に戻ります。
その影響で喘息が悪化することもあります。
妊娠中に薬を飲むと、その種類によっては、胎児に影響することがあります。
特に3〜12週目までは、薬は飲まないことが基本。
喘息発作は、激しくなると、薬を飲まなければ、とめられません。
妊娠中は、とにかく発作をおこさないようにすることが肝心です。
また妊娠初期の場合、妊娠に気づかずに、薬を飲んでしまうこともあるので、特に気をつけましょう。
安定期に入れば、胎児への薬の影響も、少なくなります。
発作をおこさないようにするために、薬が必要な場合もあります。
妊娠中に、どうしても服用が必要なときは、必ず医師に相談してからにしましょう。