小児喘息と大人の喘息、その症状はほとんど同じもの。
薬も、基本的には、大人の気管支喘息と一緒です。
気管支拡張剤、副腎皮質ホルモン(ステロイド)、更に抗アレルギー剤。
この3種類が、投薬の中心になります。
ただ、体が小さい分、大人より処方される量は少ないものが多いこと。
また、副作用が出やすいものは、できるだけ処方されません。
薬の形や形状もさまざま。
小児喘息の経口薬は、飲みやすいシロップタイプが多いようです。
また、年齢が上がれば、粉薬や、錠剤も処方されます。
もちろん小児喘息にも、直接吸い込む、吸入薬があります。
ただ、乳幼児の場合、吸い込む力がいる吸入薬は、なかなか難しいもの。
そんな時は、「ネブライザー」をよく使います。
ネブライザーは、液体の薬を、霧状に変えて、吸い込むもの。
幼い子供でも、呼吸に合わせて簡単に薬を吸うことができるので、とても効果的です。
ただし、1回に吸い込める薬の量が少ないので、時間がかかるのが欠点です。
また、咳き込むと、なかなか上手に薬が飲目ないのも、問題。
子供はときに嘔吐してしまう場合も。
小児喘息は、病院での点滴や注射でなければ、発作をとめられないこともよくあります。
小児喘息の場合は、その原因のほとんどがアレルギー。
抗アレルギー剤は小児喘息の治療にとても重要です。
ただし、抗アレルギー剤は、効果があらわれるのに時間がかかります。
なので、抗アレルギー剤だけでは、急な発作をとめることはできません。
また、長期間飲み続けなくてはいけないのも、この薬の特徴です。
どうしても、他の薬と比べ、軽く思われがちな抗アレルギー剤。
効き目も、即効ではない分、本当に効いているのか、わかりにくい場合もあります。
長期間の副作用が気になって、勝手にやめてしまう人もいます。
でも、発作の回数が減っているのなら、それは抗アレルギー剤の効果のあらわれ。
なかなか目立たない薬ですが、とても重要なのです。