呼吸とともに、肺へ運ばれる酸素。
肺から全身に送られた後、二酸化炭素と交換されます。
この酸素と二酸化炭素の交換は、人間が生きていくうえで、欠かすことのできないもの。
呼吸は、寝ているときも、その活動を続けています。
喘息により、気道が狭くなると、呼吸がしにくくなります。
体は足りない酸素を補給したがるので、より呼吸が速くなります。
喘息の症状が進み、気道が狭くなればなるほど、体は酸欠状態になります。
体は酸素が足りなくなるとさまざまな症状があらわれます。
手指や、唇が紫色になる、チアノーゼ。
他にも、意識が朦朧としたり、錯乱状態を起こしたり。
このような場合、一刻も早く酸素補給しなくてはなりません。
時には気道を切開して、酸素の確保に努めることもあります。
喘息の発作で、呼吸困難を起こしたとき、体は危険にさらされます。
長時間の酸素の欠乏は、運よく命は助かっても、ときに脳に重い障害を起こします。
そんなとき、酸素吸入は早ければ早いほど、体への影響が少なく済みます。
特に、喘息で、自発呼吸ができないほど、重篤な場合は、外科的に処置して、酸素を体に送ります。
また、喘息の発作がおさまったあとも、しばらくは入院して、呼吸が安定するのを待ちます。
最近では、携帯用の酸素ボンベも売られています。
喘息の人は、家庭にいくつか常備しておくと、いざというときに、とても有効です。
自宅で大きな発作が起きた場合、すぐ救急車を呼びますが、なかなかすぐにはこないことも。
簡易酸素があれば、一時的に補給でき、結果、一命を取り留めることもあります。
喘息の発作の場合、本人はその息苦しさや不安から、呼吸も早く、浅くなりがち。
子供の場合は、パニックなることもあります。
周りにいる人は、できるだけ落ち着かせ、しっかり呼吸させることも大切です。