喘息と救急

喘息の発作は、ある日突然起こることがあります。
またその発作が大きいほど、命にかかわる危険なもの。
ただ、夜中の発作などは、病院にいくべきか、その判断に悩むところです。

喘息の発作がおこったら、まず、吸入薬を使ってみます。
20分おきに使い、症状が軽くなれば、しばらく様子を見ます。

ただし、吸入しても以下の症状が見られたときは、夜間でも救急外来を受診してください。

・ぜん鳴や咳がひどい。
・苦しくて寝ていられない。
・会話や食事も途切れ途切れ。
・歩くのもやっと。
・乳幼児の場合は、嘔吐。

また、以下の症状があらわれた場合は、迷わず救急車を呼んでください。

・激しく咳こむ。
・動けず、会話もできない。
・顔が白く、唇や手の指が紫色になる、チアノーゼが見られる。
・意識がもうろう、失禁する。
・子供の場合、鼻をぴくぴくさせる、鼻翼呼吸になる。
・興奮、錯乱状態になる。
・意識を失う

また、大人の喘息発作の場合、受診する前に、経口ステロイドを飲んでいくと、より効果的。
喘息の発作は、症状が進むのが早いことがあり、注意が必要です。
気になる症状があらわれたら、ためらわず、救急で処置してもらう決断力が、ときに命を救います。

喘息の救急現場

救急の現場では、喘息の患者の症状にあわせ、さまざまな処置を試みます。

・気管支拡張剤の吸入、点滴、注射。
・ステロイド薬の注射、点滴。
・酸素吸入
・更に重篤な場合は、気管内挿管。

これらの処置で、ほとんどの喘息発作が改善します。

ただ、中にはどうしても、救急で間に合わず、命を落とす人もいるのが現実。
あるデータによると、救急搬送され、気管内挿管処置を受けた喘息患者の救命率は約50%。
その原因の多くは「油断」です。

・最近発作がなかったから、薬を持っていなかった。
・しばらく休めばよくなると思った。

喘息は、すばやい対応が、救命につながります。
ちょっとした油断が、命取りになることを、どうかお忘れなく。


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